バナナマンのルスデン

*ネタバレあり*










何かの記事で読み、気になったので見てみましたが


ラストにかかる音楽とオチのテイストが「世にも奇妙な話」を彷彿とさせました。



粗筋は、お酒を楽しんで意気揚々と自分のアパートに帰ってきた日村さんが、家電を確認すると大量の着信と録音があり、おそるおそる一件ずつ再生していくと友達の設楽さんが最初は平穏無事だったが、徐々に不穏な事態に巻き込まれ、日村さんにも直接影響を及ぼしていくというおはなし



内容的には言うまでもなく完成度が高く設定は難しくもなく、古典落語になりうるような普遍性を持つコントだと感じました。


話の途中から日村さんが服を脱ぎ出すのですが、日本屈指の面白い顔面を持つ日村さんがこれまた日本屈指の面白いボディラインを惜しげもなく晒した純白のブリーフ一丁だというのに


それが気にならなくなるぐらいルスデンのその先の設楽さんが遭遇している出来事にこちらも引っ張り込まれ


最終的に過去が現在に追いつくという展開にはハラハラさせられました。


好きになったくだりは、ルスデンを聞いていくうちに設楽さんがのっぴきならない状態となり、火の粉が自分に降りかかる運命を予見した日村さんが

全部をなかったことにしようと一瞬決意し「そうだ、寝ればいいんだ」と言った後に「寝れねぇ〜!」と叫んだところが一番笑った。


一個だけ余計な注文を許して頂ければ、怖い人の芝居が非常にリアルじゃなくて冷めました。ちょっと紋切り型過ぎたかなと