園山真希絵は蛮族なのか?
- 作者: 中村紘子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2009/12/22
- メディア: 文庫
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塩谷瞬騒動。
最後に男ひとりが泣いて、女ふたりが笑うという絵にああ、そういう時代だよねと思いました。まーどういう時代かよくわからないけど
二股はよくないけど、みんな潜在的にはやりたいなと思ってて、でもまぁ、いざやろうとして考えると
二股は、システム手帳を箱買いするほどの徹底したスケジュール管理や、二人ぶんのご機嫌とり、単純に経費は二倍など、いろいろと苦労が多くて大変だからやめるというところ
塩谷瞬は、それを突破できたのだから、選ばれてるなと思います。タフガイだなと思います。カウボーイだなと思います。
で、まぁ、ワイドショーの常として、お茶の間の視線が降り注ぐなか、富永さんも園山さんも番組に出てきたわけですが……
世間が期待する絵に富永さんはいいとしてどうやら園山さんははまらなかったようで
その発言の故か「勘違い女」などと書かれていたのを目にしましたが
なかなかどうして独立心を持った素晴らしい女性じゃないかと思います。
世間は、傷ついた姿が見たいのに、たぶん、ほんとにそうじゃないからという理由でそれを裏切るあたりに
地肩の強さや、ある種の同調圧力に負けない確固たる価値観が見えたような気がして
これまでどう生きてきたんだこの人はととても興味をそそられました。
幻冬舎あたりから本を出してくれたら買います。