ようやくMIX

ゲッサン 2012年 06月号

ゲッサン 2012年 06月号


たやすく手に入れるはずだった「ゲッサン6月号」


行きつけの本屋をのぞくと無い。


行きつけじゃない本屋をのぞいても無い。


じゃあ遠出と出張しても無い。


うそーと諦めかけていたが捜査網を拡大した結果、ようやく入手。


苦労して手にいれたせいか表紙が眩しく見えた。


いそいそとページをめくると止まらずに一気読み。


ジョジョリオン」もそうだが、これが月刊かと考えると気分が暗くなった。


頼むから週刊に移籍してくれないかなぁと泣き言を言いたくなった。


○ネタバレあり


「MIX」というぐらいだから何かと何かが混ざっているんだろうなと予想していたが


何が混ざっているのかは、断定できなかったが


あだち漫画と言えば「野球」と「恋愛」と「家族」の三題噺だが


「恋愛」の要点を担うヒロイン「立花音美」が現時点では主人公二人「立花投馬」と「立花走一郎」と血が繋がっている設定なのだ。


おそらくは誰もが気づくとおり、「立花三兄弟」の誰かが外部から「MIX」されたと考えるのが自然だ。


となると誰なのかということになるが、わからない。


18ページで父親の「立花英介」が「いよいよ中学生かァ、音美ちゃんも」と呟くあたりからは、「音美ちゃん」の響きに母方の連れ子か?と思えた。


33ページ〜34ページでは、「立花投馬」は後輩に兄弟かと尋ねられうなづき、双子かと聞かれると誕生日は同じだがそうではないと答えるのだ。


となると「立花投馬」と「立花走一郎」のどちらかかなと思えるし、「音美」よりこちら二人が違う方が今のところありそうだ。


さらに43ページ〜44ページで音美は兄弟の謎を聞かれ答えようとするのだが、横槍が入りその答えは次回に持ち越されるのだが


気になる点としては、音美のそのときの答える様が割とフランクなのだ。普通は家族の秘密に「兄弟だけど血がつながっていない」は属することであまり口外するもんじゃないと思うのだが、音美は全然そんな気負いを感じさせなかった。


欧米のカルチャーだろうか。


あえて大穴を狙えば、「立花家」全体が集合体というか、みんな血はバラバラだが一つの家族という設定かなぁとも考えた。


いずれにしろ7月号がめちゃくちゃ楽しみだ。