ヘレンで4デイズ


ネタバレあり……




★あらすじ★

テロリストがアメリカ国内に核爆弾を仕掛けた。四日以内に爆発する。三ヶ所に仕掛けた核爆弾の場所を知っているのはもちろん犯人のみ。国は自白のプロを呼ぶがというおはなし……


面白かったし、考えさせられた。真面目にそして簡潔に言うと「目的によってはあらゆる手段は正当化され得るか」という問題。


何万人の命がかかっている時にあの手のハードな拷問も致し方ないだろとは、思うが……


電気ショック与えたり、生爪剥がしたりと拷問の現場を目の当たりにすれば、やめようよと気弱なことも言い出しかねない……


とはいえ、冷静になれば他に手段がない以上、それを粛々と実行に移すのが正しい。


葛藤があっても最前線が手を止めてしまうことだけは一番よろしくない。




と理知的なふりはここまで…………



画面を見ながら、このヘレンどうにかしろよ、とっと実家に帰せよと終始怒って見ていました。

なんだアイツはと虚構と現実を取り違えてFBIに生電話するかとさえ思ったぐらいです。


映画的に対立軸がないと話も収束しちゃうので必要な配役だとわかっちゃいるけど……


ヘレンには相当憤りを感じました。


お前も最初否定してたけど、ナイフ刺したじゃん。なのにまた手のひら返しすんな!とか

ブレブレの癖に強気か!とか


もうこの映画はヘレンを罵倒させるためにあるんじゃないかとすら思えるほどです。


とにかくヘレンのバカヤロウ。これが感想となります。