家政婦のハートはストップモーション

反町の配偶者、松嶋菜々子のたぶん「ひまわり」以来の大ヒットとなった「家政婦のミタ」私も見ていましたが

なんか本家が見たいな〜と思っていたら「家政婦は見た!」がたまたまやってたので視聴。

昔、見た印象では家政婦として派遣された市原悦子が派遣先の人間たちの抱える闇に巻き込まれていくストーリーでしたが……

今見ると全然、180度違いました。


市原悦子なのですが、めちゃくちゃ積極派、足で稼ぐタイプの行動派で

社会派ルポライターかと見紛う情熱で

言葉巧みに関係者に接近しては、証言を拾い集めていき、オチ=家族・親戚の闇に自ら近づいていたのです。……



今回のエピソードでは、資産家という噂の名古屋章扮する寂しい一人暮らしの老人宅に派遣されるのですが

息子夫婦が来た後で残された領収書一枚を手がかりに


その息子夫婦が偽物だと気づくまではいいとして

その夫婦をレンタル家族として派遣している「ハッピークラブ」まで押し掛けるあたりが異常で……

おいおい普通は行かないだろうよと

事務所で経営者の女社長と対峙し

企業理念から業務形態、果ては手数料の額についても聞き出す辣腕ぶり…………

最後に、老いから名古屋章がボケ始めると

ちゃっかり本物の息子夫婦に近づき、遺産を相続するために名古屋章の動向を押さえたい息子夫婦の心理を揺さぶり、家政婦として月給を確保。

そこから何を思ったか再び「ハッピークラブ」に乗り込む市原悦子

例の女社長に「あの息子夫婦役の人を派遣して!」と頼む市原悦子

何をするのかと思えば、

要するに市原悦子の考えでは、ハッピークラブのビジネスモデルは破綻すると、偽物では心の隙間は埋められないと、名古屋章のところに派遣すればそれを証明できると

そしてそれができた時には手数料を下さいと話を持ちかける

不適に微笑む女社長「それであなたが失敗したらどうするの?」

笑って答える市原悦子「私。ここに登録して働きます。」

「わかったわ。」と賭けを了承する女社長。

もう何これ?なんなの?何をしてんのこの家政婦はと言いたくなる展開

それで再派遣した結果は市原悦子の目論見どおりレンタル家族は破綻

こないだ名古屋章が渡した約束手形は本物だったと言い、偽物の息子夫婦をおちょくる市原悦子

いやいや悪意あり過ぎでしょうよと口あんぐり

まぁ、狂言回しという役割があるからしょうがないか。